映画館って、今そんなことになってるの？
はじめまして！
ご興味を持ってくださりありがとうございます。
早速ですが、今回は映画館についてお話しようと思います。
現在（2020年７月）、コロナウイルスの影響で今年公開されるはずだった新作映画が次々と延期になっています。そこで、映画業界は過去に上映した映画を劇場で再度上映するリバイバル上映と呼ばれるものを行っています。『千と千尋の神隠し』や『もののけ姫』などが１か月ほど前からリバイバル上映され、劇場に足を運ばれた方もいると思います。
このリバイバル上映は邦画に限らず洋画でも行われていることなのですが、その中に『ダークナイト』（洋画）という映画があります。この映画は2008年に初公開されたのですが、今月から映画館での上映が始まっています。この『ダークナイト』、ただ今IMAXと4Dでの上映です・・・。見たことない言葉がでてきましたね（笑）
１つずつ説明していきます。
まずIMAXですが、「アイマックス」と呼ばれ、これはシアターの1つの種類だと思ってください。皆さんが映画館に行った時、シアター1番とか２番とかそれぞれのシアターに入ると思います。実はそれぞれのシアターは座席数だけでなく、スクリーンの大きさやスピーカーの数、イスの配置が異なります。IMAXは簡単に言うと、普通のシアターと比べてスクリーンがめちゃくちゃでかく、音も大きいシアターです。
そして4Dもシアターの1つの種類です。特徴は座席が動いたり、水が降りかかったり、風が吹きつけたりなど、アトラクション要素が盛りだくさんのところです。
これらのようなシアターで今回『ダークナイト』は上映されているのです。
上図の2つの写真。実はこれら2つとも『ダークナイト』の同じシーンです。
でも、ご覧の通り見えている範囲が異なっています。なぜでしょう。
まず左側。こちらはいわゆる普通のシアターで見える映像で、そして右側はIMAXと呼ばれる種類のシアター（通称 IMAXシアター）でのみ見える映像だからです・・・。どういうことなのか。もう少し詳しくお話します。
先ほど述べたようにIMAXという種類のシアターはスクリーンがものすごく大きいです。どう大きいのかというと、いわゆる普通のスクリーンが縦4ｍ～6ｍ×横10ｍ～15ｍなのに対して、IMAXシアターのスクリーンは日本最大のもので縦18ｍ×横25ｍになります。
そしてこの大きさにならぶ、もう一つの特徴がスクリーンの形です。
普段映画館に行った時、目にするスクリーンは横長の長方形だと思います。しかしこのIMAXシアターのスクリーンは長方形というより正方形にちかいです。数字だけみると長方形ではありますが、実際目にすると正方形に感じられると思います。この巨大な”正方形”のスクリーンに上記の右側の映像が映しだされるのです。だから左側が長方形なのに対して右側は’正方形’なのです。
この映像が巨大な’正方形’のスクリーンに映し出されているのを目の当たりにすると、自分が本当にその映画の中にいるような感覚になります。自分の視界のほとんどが映像でうめつくされるので、まるで自分がその場にいるように感じるのです。例えるなら「超巨大VRゴーグル」です（笑）
これがIMAXシアター最大の特徴なのですが、この「超巨大VRゴーグル」を体験できるのは限られた映画だけになっています。その中には『ダークナイト』『ダンケルク』『インターステラー』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『ミッション：インポッシブル/ゴースト・プロトコル』などがあります。
そして現在、この中の『ダークナイト』と『ダンケルク』が日本のIMAXシアターで上映されています。両方ともリバイバル上映で、上映期間は1か月程度かと思われます。もし興味を持たれた方がいらっしゃれば、ぜひIMAXシアターへ1度足を運んでほしいです。映画を鑑賞というより映画を体験することになると思います。
そして最後にもう一つ知っていただきたいことがあります。
先ほどから何度もIMAXシアターと出てきていますが、このIMAXシアターにもいくつか種類があります。詳しい分類はここでは省略しますが、皆さんに足を運んでほしいのはIMAX/GTテクロノジーのシアターです。また新しい言葉が出てきてしましましたが、言い換えると「ものすごくいいIMAXシアター」ということです。この「ものすごくいいIMAXシアター」があるのは日本で2か所だけです。109シネマズ大阪エキスポシティとグランドシネマサンシャイン（池袋）です。
ぜひどちらかで映画を体験してみてください。
最後まで読んでくださいありがとうございました。
109シネマズ大阪エキスポシティHP：https://109cinemas.net/osaka-expocity/
グランドシネマサンシャイン HP：https://www.cinemasunshine.co.jp/theater/gdcs/
注）本ブログでのIMAXシアターとはIMAX/GTテクノロジーまたはIMAX70ｍｍフィルムシアターを想定しておりIMAXデジタルシアター及びIMAXレーザーは含まれません。
